昨年7月に、とある中古自転車販売サイトで売りに出されていたチネリ・スーパーコルサ。
チネリ・スーパーコルサと言えば、言わずと知れた名車。ロードレーサーに興味を持ち始めた頃からの憧れでもありましたが、なんと、予想のはるか下を行く価格で販売されているではないですか!
速攻で購入してしまいました(笑)
これ、私のバイクです。
随分とお安かったのは、フレームの数箇所にキズや塗装の剥がれがあり、パーツ構成もシマノ、サンツアー、カンパニョーロのちゃんぽんだったり、リアエンド幅126mmという80年代前半〜中盤くらいのフレームだった、というのもあったと思います。
当初はこんな感じでした
シートステーに大きな塗装はがれ
シートチューブのキズ
トップチューブのキズ
フォークのキズ
ダウンチューブのキズ
こんな感じで、至る所キズだらけ。他にもまだまだありました💦
そして、全体のクリア塗装が痛み、艶感が損なわれていました。
ちなみに、この写真を撮った時は少しパーツは交換しています(RDとシフトレバーはシマノ600が付いていたので、手持ちのカンパニョーロに変更)。
まあ古いものなので、このまま乗ってしまうのもありなのですが、色褪せた感じが、せっかくのキレイなカラーなのに勿体無いなあ〜、と思い始め、そうするとキズも直さなきゃな〜、となり、目立つ所だけでも直して、クリア再塗装、そしてガラスコーティングまでやってみるか!と思いたち、作業する事にしました。
キズをパテ埋めして、塗装の下地を作っていることころ
黒の上に少しシルバーを吹いて
その上に、クリアーレッドを少しずつ吹いて行きます。周りと色が合うくらいにするのですが、これが難しい〜
この後、細かい所を修正して、2液ウレタンクリアーを塗布。
硬化した段階で水研ぎしてポリッシャーで研磨してガラスコーティング、、、(画像、ありません)を経て、ようやく完成
ヘッドパーツは、カンパニョーロのレコード
ブレーキもレコード!
と思わせておきながら、カンパニョーロっぽいワインマン(笑)
ハブもレコード
リアメカもヌーボレコード!と思わせながら、、、
ヌーボグランスポルト(笑)
FDに至っては、シュパーブプロ!
でもハンドル・ステムはちゃんとチネリ
NO.64、ジロ・デ・イタリア。この形状が好きです。
熱心なファンの方から怒られそうなパーツ構成ですが、まあこの先、少しずつオール•オールドカンパニョーロ仕様にしていければ、とは思っております。
今回の補修、3〜4週間くらいの作業でしょうか。でもなんだかんだで、仕事の合間に少しずつの作業だったので1年が過ぎていました💦
まあ長く時間がかかった分、喜びもひとしおです。
早速、テストライドをかねて昭島のパティスリーブリーズさんという洋菓子屋さんに、かき氷を食べに行くライドを敢行。暑かったですが、かき氷で暑さも忘れました!
レストアまではいきませんが、ある程度使用感を残しつつも、キレイな状態に仕上がったと思います。
程度にもよると思いますが、このくらいまでは復活する事も可能です。
本格的な塗装屋さんではないのでフレームのレストアまでは至りませんが、ちょっと古いバイクをこんな感じでリフレッシュする事も出来ます。ご興味のある方は、ぜひぜひご相談くださいませ。