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執筆者の写真Bicicletta Buna

ヨーロッパプロの凄さ

更新日:3月24日

ロードレースのお話し。


先日、陰ながら応援しているJCL TEAM右京のスペイン遠征が始まったので、仕事中にも関わらずYOUTUBEで観戦しておりました💦

100 Prueba Villafranca / 100. Ordiziako Klasika


以前はビアフランカと呼ばれていたレースです。UCIヨーロッパツアー1.1というカテゴリー。


いわゆるフランドル1周とかパリ~ルーべとかのワールドツアーのひとつ下のカテゴリーにあたりますが、参加チームがプロツアー5,プロチーム9、コンチネンタルチーム9という構成で、プロツアーチームも参戦するかなりレベルの高いレース。


JCL TEAM右京はアジアツアーランキング1位ですがコンチネンタルチームで、格上相手にどこまで走れるのか?というところにとても興味がありました。


レースは、日本チャンピオンの山本大喜選手が59位、ベンジャミ・プラデス選手63位という結果に(レースレポートはJCL TEAM右京のHPに記載があります)


前半、岡篤志選手がプロツアーチームを相手に、逃げ集団に乗り山岳ポイントを取りまくるという大立ち回りを演じてくれましたが、160kmのレースの残り47kmで集団に吸収されました(最終的にはタイムアウトで惜しくも山岳賞は獲得できず)。


でも、日本選手もここまでやれるじゃん!

と胸アツの時間でした。



なのですが、実は本当のレースはここからでした。


岡選手とエウスカルテルの選手二人の逃げ。

追撃を始めたUAEを始めとするワールドツアーチームの集団けん引はとにかく強烈でした。

スピード感、そして集団の密集度。

中継の画像からも物凄い勢いが伝わって来きます。やがて集団が一気に伸び、あっという間に二人を吸収。

その後もペースを緩めることなく引きまくり。


何というか、岡選手が吸収されたのがとても残念で脱力しましたが、その後のUAE、JAYCOといったワールドチームの集団コントロールを中継で見ていると、もう圧巻で、すげー!としか言葉が出ません。


全く反撃の手を緩めることなく進行して、前へ前へと、集団を容赦なくふるいにかける。

これがヨーロッパプロのレースなんだなー、と感動していつの間にか再びレースに引き込まれていました。


一度ちょっとペースが落ちたな、という時間がありました。さすがに疲れたのかな~、と思いましたがよく見ると




左側をよくご覧ください。何と、トイレタイムですよ!


選手が何人か走りながらオシッコしています。トイレタイムのために、先頭が少しペースを落としたんですね。


え!?という感じです。

そう、まだまだ、勝負はこれからだったんですね。


コースは道の狭い区間が多くあり、そのたびに集団が長く伸びて後ろの方は中切れが起きてはまた追いつくの繰り返し。

集団前方でトイレ休憩する余裕がある選手がいる一方、既に集団後方で喘いでいる選手が多数。


恐らく、集団前方にTEAM右京の選手はほぼ確認できなかったので後方にいたのではないか。

全日本であれだけの走りを見せてくれた山本大喜選手すら、殆ど中継に映らず。


この後、本当のエース級の選手のアタックが始まり、そしてレースが終わりました。


日本屈指の選手たちがこうして打ちのめされている姿をみるのは切ないのですが、これが現実なんだな〜、と実感。


日本ではほとんど話題にもならないレースが、このハイレベルです。


この上に、ワールドツーアーのレースがあり、ツールドフランスがある。


JCL TEAM右京は、そこを目指すチームです。

でも、まだヨーロッパプロへの挑戦は始まったばかり。

いずれは、今回嫌というほど力を見せつけられたヨーロッパのトッププロたちと同等かそれ以上の走りをしてくれる事を願ってます。


何とな〜く、TEAM右京の活動に懐疑的な人(著名な方もいらっしゃるようです、、、)もいるようですが、私は応援しています。

ヨーロッパに行く道筋が果たして合っているのか間違っているのか、それは結果を見てみなければ分かりません。

ですが、行動しなければ何も始まりません。


私は右京さんが日本のF3000を走っていた頃からのファンなので、18歳で免許を取って、FJでレースを始めて、フランスF3を戦って、全日本F3000でタイトル取って、やがてF1という最高峰の舞台にたどり着いた、右京さんの精神力、行動力を信じて応援しています。


今回のビアフランカは悔しいレースになりましたが、この悔しさを記憶に焼き付けて、これからのチームの活躍に期待したいと思います!


次戦は7/30、



何て読むのか分からない(笑)


また中継もあるみたいなので、応援したいと思います。



岡篤志選手自身のレースレポートはこちら











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